bounfula の STORY

「このストールのはじまりは、米沢の銘柄牛にある。」

nitoritoのストールには、米沢の風景や自然、文化から発想した柄を落とし込んでいます。
“bonfula”には、born(骨)とflower(花)のモチーフを散りばめていることから、それぞれの音を組み合わせて”ボンフラ”と名前をつけています。

born(骨)のモチーフと聞くと、少し怖い印象もあるかもしれませんが、身に付けると華やかな印象を受けます。nitoritoのネイビーをベースに、オフホワイトで描かれたモチーフが見え隠れ。
骨のモチーフは米沢が誇る和牛の「米沢牛」から由来し、ストールを大きく広げると立派な角から頭、背骨に骨盤、蹄まで描かれているのが分かります。
牛骨の持っている滑らかなラインと鋭いエッジ、形の面白さをパーツごとにスケッチをし、ストールをキャンバスのように見立ててモチーフを構成しています。その中で、花のような曲線や輪郭を見つけ、一枚の中に骨と花を組み合わせたらとってもエレガントな印象に。
柄の迫力や面白さも相まって、単純な配色にも関わらず、身につけ方によって表情が変化するのも特徴です。

思わず誰かに話したくなる、とっておきの一枚を特別な毎日に。

「一枚、一枚、丁寧に切られたストール」

私たちの提案するストールは、全て天然繊維由来の素材で作られており、4辺には余計な縫製をせず、切りっぱなしの仕様になっています。この切りっぱなし仕様を可能にするためには”ウールの特性”がポイントとなっています。
ウールは羊の毛ということもあり、とても優れた素材です。保温性はもちろん、撥水性、防臭効果、そして空気中の水分を吸収し発散することで蒸れを防ぐ効果もあります。また、ウールは土に埋めると微生物に分解され、土に還るサスティナブルな素材です。
一方で、デメリットもあります。それは、縮みです。素材の性質上絡まりやすいため、水に濡れた状態で力が加わると繊維同士が固まっていきます。洗濯機でセーターを洗うと縮んでしまうのはこの事が原因と言えます。
nitoritoのストールはこのデメリットを生かし、縮絨加工(フェルト化)を行い、繊維を固める事で切りっぱなしでも過度な力を加えない限りほつれてこない仕様となっています。この加工はとても難しく、一歩間違えると固いフェルトになってしまいますが、職人の確かな技術により、ウール繊維を程よく絡め、柔らかな風合いを最大限に感じるストールが出来上がります。